赤道斎の隠し部屋

iPod電池交換顛末記

 7年以上使い続けてきたiPodの電池がいよいよ劣化してきたようで、再生持続時間が2時間を切るようになりました。

 第二世代のいわゆるタッチホイールiPodで、20GBのWindowsモデルです。
 購入は発売開始から間もない2002年9月。第一世代iPodの購入を検討していたら後継機種として発表され、HDD容量や連続再生持続時間などの性能が要求を満足していたので、予約して購入したものです。
 価格は送料とパーソナライズ料金(要するに名入れ。当時は有料)込みで65,800円でした。


--------------------------------------------------------------------


 今後の選択肢としては

①新しいiPodに買い換える
 軽く小さく、連続再生持続時間は長く、PCとの接続も装備されることが少なくなったIEEE1394ではなくほぼどんなPCにも装備されているUSBなので、今後の使い勝手を考えれば一番かも。
 しかしiPod classic(容量120GB~160GB)で23,000円前後、iPod nano(容量16GB)で17,000円前後と、今使っているものと比べれば安いのですが、決して安くはありませんな。
 また、classicもnanoもドックを介した接続・充電なので面倒そう。

②Appleのサポートで電池を交換する
 「iPod 保証対象外バッテリー交換プログラム」というサポートです。
 http://www.apple.com/jp/support/ipod/service/battery/
 今のiPodを使い続けるのなら、第一に考えるべきはこの方法でしょうか。費用も6,800円と新規購入に比べぐっとお安くなります。
 しかしながら、本体ごと新品または保守品と交換になるので、iPodに保存してある音楽は全て残りません。
 また私のiPodはパーソナライズ品なので帰ってくるまでに10日ほどかかるそうな。


 結局、費用と時間と手間を考慮して選択したのは


③電池を自分で交換する


--------------------------------------------------------------------


 交換に用いる電池は互換品ながら純正品より容量が増えているそうです。価格は送料込みで3,000円から4,000円程度と、費用は最も安くなります。
 しかし当然ながら交換は自分でやらなければならず(ショップによっては有料の交換サービスもあります)、その際に生じるリスクも自己責任です。

 そこで情報を集めてみると、交換バッテリーにはiPodをばらす工具も付属しており、それほど難しい作業では無さそうです。

 付属の工具を使用したバッテリー交換手順はこちらに紹介されています。

 株式会社パワーサポート「iPod 交換バッテリー1&2G用」 
 http://www.pawasapo.co.jp/products/ipod/ip55.php

 しかしながら取り付け爪をひとつひとつ外すこと及び結構厚みのある工具を差し込むことから、ステンレス製のカバーを変形させてしまいそうです。

 そこで参考にしたのがこちらのカバー取り外し方法。

 「やっぱリンゴでしょ」-「iPod バッテリー交換手順 (3G用)」
 http://www.ipodism.org/archives/50054232.html

 薄型カードを差し込みなるべく一斉に取り付け爪を外す方法です。第三世代iPod用の方法ですが、先のパワーサポート社HPに掲載してある写真と比較すると第二世代iPodでも応用できそうです。

 早速発注して、翌々日には到着。お値段は送料込み3,335円でした。


--------------------------------------------------------------------


 これが愛用しているiPod。上から正面、背面、コネクタ部です。背面上部にはユーザー名がレーザー刻印されています。

e0119433_22152476.jpg

e0119433_2215368.jpg

e0119433_22154813.jpg


 傷も少なくステンレスカバーもまだまだピカピカ。最近の機種に比べ厚いのと重いのを除けば文句なしです。
 しかし寄る年波に勝てずバッテリーが保ちません。

e0119433_22163820.jpg


 これが届いた交換用バッテリー一式。

e0119433_2217429.jpg


 無限力ってイデオナイトでも詰まっているのでしょうか。
 青い精密ドライバーのようなものがカバー外しの工具です。


 さて、早速カードを用いてiPodのカバーを取り外しに掛かります。まずはカードの角を差し込みます。

e0119433_22172133.jpg


 右がテレホンカード、左がQUOカード。QUOカードの方が薄く、簡単に入りました。が…

e0119433_22173839.jpg


 一度に取り付け爪を起こすためカードの辺を差し込もうとすると、QUOカードは薄く腰がないため最後まで入りません。そこで以後はテレカだけで作業します。

e0119433_22181970.jpg


 テレカに加え、更に厚いカードを差し込んだところ。使ったのはアニメイトのポイントカードです。もう一枚、

更に厚いカードも用意していたのですが、こちらは入りませんでした。
 「やっぱリンゴでしょ」でのコメントを見てもこの段階でつまずく方がいるようで、カードの厚み選択が大きなポイントとなるようです。

e0119433_22183853.jpg


 厚いカードをずらしていくとあら不思議、底部も勝手に浮き上がってくれました。
 そこで裏返して

e0119433_22185544.jpg


 上部にはコネクタとスイッチがあるので裏カバーの底部から外します。

e0119433_2220143.jpg


 割とあっさりと外れました。しかしカード差し込みで引っかけたのでしょう、取り付けテープの一部を痛めてしまいました。

e0119433_22201794.jpg


 裏カバーはステンレス製で、爪を受ける部分はカバー自体を削るのではなく受け金具が溶接してあります。
 こういった作業を行うと外側に膨らんだり結構変形したりするものですが、今回は何ともありません。重さを犠牲に強度を確保しているのでしょう。


 さて次に新しい電池との交換を行います。

e0119433_22203746.jpg


 止めテープを外し2ピンのコネクタを抜くだけです。

e0119433_22212759.jpg


 外した電池を参考に、あらかじめ新しい電池のコードを整形しておきます。

e0119433_22214095.jpg


 純正の電池は印刷からSONY(福島工場)製のようです。

--------------------------------------------------------------------


 ここまでばらしたのだから、その下も拝んでおきたくなりますよね。

e0119433_22221798.jpg


 背面側緩衝材を外したところ。緩衝材は当ててあるだけで接着などはされていません。

e0119433_22235294.jpg


 内蔵HDDを起こしたところ。基盤との間にも緩衝材があります。

e0119433_22225784.jpg


 内蔵HDDはAppleマークの付いた東芝製でした。型番は”MK2003GAH HDD1364 P ZE01”。サイズとコネクタが合えばより大容量あるいは省電力の物と交換できそうです。

 なお、東芝からもgigabeatというHDD音楽プレイヤーをAppleと同じ頃から発売していましたね。第二世代iPodが発売されていなければそちらを買っていたかも。

e0119433_22245468.jpg


 基盤裏面。きっと現行のiPodと比べると・・・


--------------------------------------------------------------------


 気を取り直して、新しいバッテリーを取り付けます。

e0119433_22265347.jpg


 組み立ての時、緩衝材などずらさないよう気をつけます。
 コネクタを刺した瞬間、HDDが動き出し液晶に表示が。

e0119433_2227985.jpg


 どうやらバッテリーはあらかじめ幾らか充電されており、さらに作業中にホールドスイッチが開放されてしまった事が原因のようです。
 電源が入ったついでに簡単な動作試験をして、異常は見られないことから裏カバーを再装着。ホールドスイッチの位置合わせに注意しないとホールドできなくなるばかりかスイッチの破損に繋がるので注意です。

e0119433_2227257.jpg


 交換は無事完了しました。

e0119433_2227382.jpg


 保存されていた曲も全て残っています。
 交換作業に要した時間は写真撮影作業を含め15分足らず。これであと7年使える!?


--------------------------------------------------------------------


 交換後、一度完全に放電してから再充電しました。
 充電完了表示が出るのに3時間。これは以前とあまり変わりません。

 そして連続再生ですが、純正品の公称持続時間が8時間であるのに対し、電池交換後はその1.75倍の14時間を超えて稼働しました。2時間あれば通勤に十分なので毎日充電から週一充電でOKとなります。
 もう数回完全な充放電を繰り返せば、より長時間の持続で安定するでしょう。電池サイズは殆ど変わらないのにこれだけの容量増加。技術の進歩、恐るべし。
[PR]
by sekidousai | 2010-01-31 22:49 | 魔導具
<< 雪で交通機関が麻痺 本日のお題「友達以上恋人未満」... >>



みつかっちゃった…
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最初にお読み下さい
● 閲覧なさる方々に危険や不快な思いが生じるのを避けるため、不明リンクを含む、あるいは公序良俗に反するコメントは削除する場合があります。
● 本ブログ内の文書・画像等の無断転載はご遠慮下さい。画像・写真等の著作権は各々の作者等に帰属します。
● 本ブログはリンクフリーです。リンク前後の連絡も特に必要ありません。
カテゴリ
検索
お気に入りブログ
以前の記事
今日はどんな日?
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧